日本のお笑いと言えば、、、「吉本興業」ですね。
大阪の方に限らず、北海道から沖縄の方まで、このプロダクションの名前を知らない方はいないでしょう。
そんな日本最大手のお笑いプロダクションだからこそ、そこを目指したいと夢を持つ若者も多いのです。
でも、あれだけ有名なところだから自分なんかが、と不安になるときがあるんです。
Contents
そもそも、吉本新喜劇とは??

大阪のなんばグランド花月をホームとする、吉本興業所属のお笑い芸人による舞台喜劇を行う劇団です
漫才やコントだけではなく、一般のバラエティ番組や、最近ではドラマへの出演や歌手活動など幅広く活躍の場を設けているお笑い芸人のみなさん。
多くの方が、この職業に憧れるのも理解できます。
そんなお笑い界の中で最も有名な事務所といえば、、、やはり「吉本興業(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)」でしょう。
そんな吉本興業に所属する芸人さんたちによる劇団が「吉本新喜劇」です。
東日本に住んでいる方にはあまりなじみがないかもしれませんが、関西圏では言わずと知れた新喜劇です。
(東日本の方は、ルミネtheよしもとのワードの方が認知度が高いでしょうか??)
新喜劇の出演タレントとしては、、、
- 小藪千豊さん
- 池乃めだかさん
- 宇都宮まきさん
- 島田珠代さん
- 山田花子さん
などがいらっしゃいます。
新作は毎週火曜日に上演されていますが、ほんの数日間で稽古を行うなどスケジュールはかなり詰まっているそうです。
数名いる座長さんを中心として、なんばグランド花月で公開録画を行い、関西圏では毎日放送やTBS系列の放送局で毎週放送されているのです。
SNS上にも、実際に観覧に行った感想が多く投稿されています。
先週末、笑ってきました〜🤣
やっぱええなぁ大阪は…
オモロいし😂 美味しいし😋#なんばグランド花月 #吉本新喜劇 pic.twitter.com/SuaidvdPxd— chayu (@chayu321) February 28, 2023
引用元:Twitter
ファンが多いこともあって、公式サイト内のサービスも充実しています。
公演のスケジュールも、こちらから確認できます。
過去には、特別ゲストとしてジャッキー・チェンさんや故・安倍晋三元総理、ハローキティやドラえもん、プロ野球チームのオリックス・バファローズ所属の選手が出演するなどして全国版のスポーツ新聞や芸能ニュースでも報じられました。
そんな、特に関西圏ではバツグンの存在感を放つ吉本新喜劇ですが、評判はどんなものがあるのでしょうか??
詳しく見ていきましょう。
吉本新喜劇の評判は??

では実際に、どんな評判があるのかを見ていきましょう。
- 給料が安い
- 若手があまり活躍できていない
- 特に関西圏では絶対的な人気の高さ
- 公演の内容のクオリティが高い
SNS上では、実にさまざまな意見が存在します。
良いものも悪いものも混在しているため、ここで一度整理してみましょう。
批判的な内容
吉本新喜劇に対する批判的な内容としては、、、
- 若手の活躍の場が限られている
- 給料が安い
といった内容が散見されます。
一見マイナス要素が感じられる意見ですが、みなさんよく考えてみてください。
一般的な会社でも、このような傾向は十分に考えられるのではないでしょうか。
株式会社は株主に還元するために利益を追求するので、適材適所で人員配置を行います。
吉本新喜劇においても、観覧に来られる方はお金を払ってチケットを買う、、、つまりビジネスの一環なのです。
お金をいただいている以上、生半可な内容の公演をするわけにはいきません。
経験が浅い若手の方を多用し過ぎると、公演全体に多大な影響を及ぼし劇団全体への批判になりかねません。
ですので、ある程度は実績のある芸人さんを中心とした人員配置になるのは仕方のないことでしょう。
また、お給料に関しても当然に、劇団への貢献度により変化するでしょう。
この点に関しても、一般企業と似たところがあると思います。
実績を積み上げて徐々に出演回数を増やしていけば、いただけるお給料も増えていくことでしょう。
実力主義の社会です。多くの収入を得られるために、日々躍進しましょう。
好意的な内容
好意的な内容としては
- 関西圏を中心に人気が高い
- 公演の内容がおもしろい
といった内容の意見が多いようです。
お笑いと言えば、何と言っても「大阪」です。
その大阪を中心にバツグンの人気の高さを誇る吉本新喜劇は、大阪の文化の一つとも言えるかもしれません。
公演は毎日行われ、関西圏ではテレビ放送もされている。
公演の内容も、それぞれの座長を中心として念入りに考えられているためおもしろい。
しっかりとした物語をベースに、座長、ボケ役、ツッコミ役、マドンナ役、回し役などを適材適所に配置していくのです。
人気があるのも、うなづけます。
東京や京都の公演も非常に人気がありますが、大阪は頭一つ抜け出している感じですね。
僕も、なんだか燃えてきました!!
自分の素直な気持ちを大切にしましょう。
次からは、吉本新喜劇に入る段階でのお話をしていきます。
吉本新喜劇の合格率・倍率は??
合格率は約1%、倍率は約80倍ほど
吉本新喜劇のオーディションを受けようと考えている方の多くが気になる点として、合格率や倍率があるのではないでしょうか。
(吉本新喜劇のオーディション名は「吉本新喜劇座員全国オーディション」であり、別名「金の卵オーディション」とも呼ばれています。)
吉本からの正式な公表はありませんが、その数字は決して高くないことがうかがえます。
目安としては、、、前者が「約1%」、後者が「80倍ほど」です。
このような数字になる理由の一つに、応募する方の分母が大きいためという背景があります。
例えば、金の卵1個目オーディション(2005年)では、、、
金の卵1個目オーディションは、TV放送されるということもあり、かなり大々的に告知されていました。
応募総数は、500人を超えていたと思います。
引用元:https://note.com/satotaichiro/n/nce91694e4df6
実は、吉本からは合格者数の公表はされているので、この予想される応募総数から割り算をすると約1%強(倍率は約80倍強)となります。
3回目(2007年)は1名、9回目(2017年)は17名、10回目(2018年)は10名など、その時で合格者数は変動していますが、だいたいこの数字になると思われます。
最近ではお笑い芸人を目指す方が増えたことにより、応募総数も増加傾向にあるため1,000人を超えるオーディションも出てきているそうです。
その分、合格者数も若干プラスになっていますが、割合にすると1%を割り込んでいる(倍率も100を超える)オーディションもあることでしょう。
しかしこの数字は、業界全体でとらえたときに決して低すぎる数字ではありません。
他の芸能事務所のオーディションでも、吉本新喜劇のように合格率が1%を割り込んでいるケースも多々見受けられるため、特異なことではないようです。
ただ、あまり数字にこだわることなく、積極的にオーディションを受けてみましょう!!
次は、そのオーディションの内容に関して見ていきます。
吉本新喜劇のオーディションの内容は??

夢をかなえるための最初の関門であるオーディション。吉本新喜劇といえば「大阪」とイメージされる方も多いでしょう。
関西に住んでいないと目指せないのかな?…と不安になっている方に朗報です!吉本新喜劇のオーディション、その名は
「吉本新喜劇座員全国オーディション」です。
大阪独自の文化とイメージされる吉本新喜劇ですが、全国から応募者を募っています。
次は、別名「金の卵オーディション」と呼ばれる、このオーディションについて詳しく見ていきましょう。
審査内容
吉本新喜劇の審査(オーディション)は、一次から三次+最終審査まで設けられています。
- 一次審査…書類審査
写真付きの履歴書を送付します。たかが一枚の書類ですが、第一印象は大切です。気を抜かないようにしましょう。応募写真にも全力を注ぎましょう。
- 二次審査…面接と特技実技審査
特技は歌やダンス、芸人ならではの一発ギャグやモノマネも可です。履歴書では伝えきれないアピールの場です。はやる気持ちを抑えつつ、思い切りよくやり抜きましょう!!
- 三次審査…芝居審査
無事に二次審査を通過すると、最後は芝居審査です。
新喜劇のオーディションならでは、という項目ですね。
「演じる役者」としての資質が評価されます。
芝居とお笑い両方の特徴を併せ持つ吉本新喜劇では、演技力だけでなく、歌やダンス一発ギャグまで特技をアピールすることができます。
次は「経験が豊富じゃないと…」と不安になっている方に審査のポイントを解説していきます。
審査のポイント
特に、二次審査や三次審査で重要な点は「全力で演じること」です。
今あなたが受けようとしているのは「劇団」であり、つまり演じることを主としています。
これといった特技や、これまでの演技の経験がないとしても問題ありません。
それ以上に大切なのは、普段から声量や滑舌をトレーニングし、オーディション当日は全力でアピールすることなのです。
審査員も声が大きく聞き取りやすい人を選ぶ傾向にあるので、このポイントは外せません。
声量や滑舌の訓練なら特別な機材の準備とかも不要ですし、今からすぐ始めます!!
新喜劇座員の方によるオーディションの内容に関しての動画もありますので、参考にしてみてください。
https://www.youtube.com/watch?v=xdM1-f9zMn0
引用元:YouTube
吉本新喜劇のオーディションは年齢が何歳から受けられる??

応募資格は以下の通りです。
年齢が18歳以上の方(性別問わず)
★高校生以下は不可
★学歴や過去の経験は、一切問われません
老若男女問わず、お笑いの可能性のある方は積極的に採用されるようです。
大きな可能性を秘めた若年層、きらりと光る才能を持つ20代半ばからの中間層、人間味が増したことで味のある演技が期待できる30代以降のミドル層など、多種多様な人材を採用することでクオリティの高い劇団を作り上げていくのですね。
吉本新喜劇に入る確率を上げるには??

合格率1%と言われる吉本新喜劇への所属を強く希望される方は、NSC吉本総合芸能学院に入ることが近道です。
一期生には、あのダウンタウンさんもいらっしゃいます。
吉本興業が運営する芸人養成所であるこの学院は、関東の方でも知っている方は多いことでしょう。
学校ですので入所費用は掛かります(東京と大阪校では1年間で44.5万円)が、お笑いの基礎の基礎から本格的にじっくり学ぶことができ、レベルアップできること間違いなしです!!
昨今では必須項目であるコンプライアンスについての講義などもきちんと行ってくれるため、長いスパンでみたときに、この仕事をしていくうえで非常に有意義なものとなるでしょう。
もちろん、このNSCに所属するためには試験が設けられていますが、新喜劇のオーディションとは異なり比較的受かりやすくなっています。
千鳥の大悟さんやとろサーモンの久保田さんなどは、張り切り過ぎたため??(笑)一度不合格になったとテレビで話していましたが、再受験して合格したとのことです。
NSCに通所中にキングオブコントやM-1グランプリなどにも参加できるため、気になる方は是非チャレンジしてみましょう。
東京、大阪を中心に説明会が毎週末のように行われているので、まずはここから参加して雰囲気を確かめてみるといいでしょう。
詳細はコチラから確認してみてくださいね。
まとめ
ここまで、いかがでしたでしょうか。
- 吉本新喜劇とは、吉本興業所属のお笑い芸人による舞台喜劇を行う劇団である
- 吉本新喜劇はお笑い界の頂点に君臨する、圧倒的に人気が高い芸能事務所
- 吉本新喜劇のオーディションの合格率は全体の1%程度である
- 吉本新喜劇のオーディションは三次審査と最終審査まである
- 吉本新喜劇のオーディションは高校生を除く18歳以上であれば、誰でも受けられる
- 吉本新喜劇のオーディションに合格する可能性をアップさせるには、NSC吉本総合芸能学院に入学した方がよい
お笑い界は分母が非常に大きいため、いわゆる「売れっ子芸人」と呼ばれるようになる方は全体のうちほんの一握りではあります。
しかし、吉本新喜劇というお笑い界の頂点に立つステージで一花咲かせたいという熱い気持ちが少しでもあるのならば、是非ともチャレンジしてみてください。
ここまでの紹介が、少しでもお役に立てたら幸いです。